概要今回の記事は、軽貨物運送事業で関わりがある「保険」についての発信でございます。軽貨物運送ドライバーになろうと行動されている方、保険関係でつまずいておりませんか?私も軽貨物運送ドライバーなるために、保険関係が一番苦労した思い出があります。なぜ苦労したかと申し上げますと、普段車に乗ったりしないので、「そもそも保険って何?」みたいな初歩オブ初歩でつまずくんですよね。取り急ぎ、解決するために私も情報収集に努めますが、以下のような苦い経験を何度もしました。何度も保険の代理店に通い、仕組みやら詳細を伺うことでようやく理解ができたものです。疑問を解消するために調べても不明点が多く、結局不完全燃焼で終わる...所属する請負元で保険に関して聞いても、賠償責任の金額とかは教えてくれるけど、その賠償責任の説明はしてくれない...保険の代理店に行っても、営業担当者が専門用語で話してくるから結局わからない...軽貨物運送ドライバーになられる方に私のような経験をせずに済むよう、本記事で「軽貨物運送ドライバーが加入すべき保険」を全て紹介します。この記事を読めば、一目でどの保険に入ればいいのか、またその費用や加入方法に関して一切の疑問が無くなり、すぐに行動できるようになります。特に、今ちょうど軽貨物運送ドライバーになられる予定の方や、軽貨物の保険関連の情報収集をされている方には有益なコンテンツとなっておりますので、最後までお読み頂けますと幸いでございます。個人事業主軽貨物運送ドライバーが加入すべき保険一覧それでは早速、結論から参りましょう。個人事業主軽貨物運送ドライバーが加入すべき保険は、以下です。保険名称種別①種別②費用(年間)詳細・条件自動車損害賠償責任保険(略称:自賠責保険)--約1.5万円日本の法律により、加入が義務付けられている。車検時や購入時に加入処理をしてもらえる。自動車保険①(任意保険)賠償責任保険①対人賠償保険②対物賠償保険約13〜15万円保険支払限度額を「無制限」にて加入推奨。自動車保険②(任意保険)傷害保険人身傷害保険約13〜15万円保険支払限度額を「3,000万円」程度にて加入推奨。運送業者貨物賠償責任保険(略称:貨物保険)--約1.2〜1.5万円保険支払限度額を「3-500万円」程度にて加入推奨。その他必要な特約は保険会社と応相談。保険の窓口で上図表を見せれば、すぐに案内頂けるかと存じますので、是非活用してみて下さい。尚、上図表で記載している保険は軽貨物運送事業者用であり、以下7社でしか取り扱いがございません。東京海上日動三井住友海上損保ジャパン日本興亜あいおいニッセイ楽天損害保険 共栄火災AIG損害保険どこを選んでもほぼ変わりませんが、取り上げた7社以外では軽貨物運送事業用の保険には加入できないため注意して下さい。それでは、以下の各見出しにて、上図表の保険に加入すべき根拠などについて説明させて頂きます。自賠責保険について※自賠責保険に関する詳細の説明に関しましては、以下の記事をお読み下さいませ。【軽貨物】ドライバー必見!保険ガイド_自賠責保険簡潔に自賠責保険について説明すると、「日本の法律で加入を義務付けられており、事故を起こした際に被害者の怪我に対し最低限補填ができる保険」となります。こちらの保険に関しては、法律で加入が定められていますので、自動車に乗る以上は加入が必須です。加入する方法は、車検時や自動車を譲渡するタイミングで概ねディーラーや整備工場、販売会社の方で加入処理を行うため特段あなたが何かを行う必要はございません。任意保険について※任意保険に関する詳細の説明に関しましては、以下の記事をお読み下さいませ。【軽貨物】ドライバー必見!保険ガイド_任意保険(基本知識編)【軽貨物】ドライバー必見!保険ガイド_任意保険(契約・加入編)簡潔に任意保険について説明すると、「自賠責保険だけだとあまりにも保険の効果が低く、損害を起こした場合に補填しきれない可能性があるために、追加で加入する保険」となります。表に関して一点だけ補足させて頂きますが、保険支払限度額は基本的にあなたが設定可能です。「対人・対物賠償保険」に関しては「相手方」への補填となりますので、「無制限」に設定しておくべきです。一方で、「人身傷害保険」に関しては、「事故を起こした側の怪我」に対する補填で、概ね3,000万円程度で設定される方が多い印象のため、「3,000万円程度」と表に記載しております。加入すべき根拠は、「自賠責保険だけだとあまりにも保険の効果が低く、損害を起こした場合に補填しきれない可能性があるため」ですが、詳細に関しましては、上段に取り上げた記事をお読み頂きたく存じます。加入方法に関しては、「▼個人事業主軽貨物運送ドライバーが加入すべき保険一覧」にて取り上げた保険会社の窓口に行くか、郵送での申請書類などのやりとりを行うだけです。貨物保険について簡潔に貨物保険について説明すると、「運転中に自分が運んでいる荷物に何かした損害が生じた時に、補填するための保険」となります。表に関して一点だけ補足させて頂きますが、任意保険と同様で保険支払限度額は基本的にあなたが設定可能です。もしあなたが大変貴重なものや高価な物を運ぶ可能性があるなら、保険支払限度額は保険会社か請負元に相談した方が宜しいかと存じます。加入すべき根拠は、「運送中の貨物に対して掛けることができる保険」は「貨物保険」以外に無いためです。また、荷主や請負元に、運送事業者としての果たすべき責任を対外的に示すことに繋がります。但し、荷主や請負元の方で加入している場合など例外もあり、詳しくは上段に取り上げた記事をお読み頂きたく存じます。加入方法に関しては、「個人事業主軽貨物運送ドライバーが加入すべき保険一覧」にて取り上げた保険会社の窓口に行くか、郵送での申請書類などのやりとりを行うだけです。なお、貨物保険は「特約」や「個人的なオプションの追加」が様々にございます。さいごに今回の記事はいかがでしたでしょうか?本記事に私の保険に関する知識を全て注ぎ込んでおりますので、ドライバーの皆様に何卒ご活用を頂けますと幸いでございます。本記事が配送ドライバーの皆様にとってのお楽しみとなり、お役に立たてたのであれば幸いでございます。皆様と一緒に軽貨物運送業界を盛り上げて、ドライバーに就業される方の幸福度を上げていきたく存じますので、応援を何卒宜しくお願い申し上げます。今回は以上となります。閲覧頂きありがとうございました。(PR)配達員向けコミュニティアプリ「ドラトーク」ドラトークとは、全国の軽貨物配送に従事するドライバーが、匿名かつ無料で利用できるSNSサービスです。アプリ内では、配送先の建物・納品情報や、全国のトイレ・駐禁スポット、配送アドバイスなどがリアルタイムに共有されています。軽貨物ドライバーのためのSNS「ドラトーク」の無料ダウンロードはこちらから↓ドラトーク公式サイトこの記事で解決できなかった疑問はドラトークで解決しよう画像のように、ドラトーク内のタイムラインに質問を投稿すると、経験豊富なドライバーがいつでも親切にアドバイスしてくれます。保険等で質問がある方はぜひドラトークを活用してみてください。また、質問を投稿する際は最初に目的を書くことをお勧めします。「〇〇について教えて欲しいです」「〇〇を買おうか悩んでいます」など、質問内容が明確だと多くのユーザーからの反応が期待できます。