概要今回の記事は、配送するための「車両」に関する発信でございます。個人事業主の軽貨物運送ドライバーの皆様、車両の点検は行っておられますか?私自身、現在はこまめに行うようにしていましたが、初めたての頃はそれはもう全くしておりませんでした。私は運よく故障などが起きませんでしたが、点検を怠ったために悲惨な目に会うドライバーも数多く見てまいりました。今回は、軽貨物運送ドライバーの皆様に「とにかくここだけは絶対に見とけ!」という点検ポイントと具体的に紹介していきたく存じます。特に、初めて軽貨物運送事業を始める方や、「車両の点検っていうても具体的にどこをやればいいん?」と迷われていた方には有益なコンテンツとなっておりますので、最後までお読み頂けますと幸いでございます。車両点検項目一覧それでは、早速結論から参りましょう。最も優先順位の高い点検項目のみに絞りました。軽貨物運送ドライバーは、以下を最低でも2〜3ヶ月に1回程度は点検しましょう。ラジエーターエンジンタイヤバッテリーそれでは、各項目の詳細についてお話させて頂きます。1. ラジエーターそもそもラジエーターとは、車のエンジンを冷却するための部品の一つです。一般的にラジエーターは、フロント(前方)のナンバープレートの裏付近に取付けられており、長時間の運転などによってエンジンが高温になり過ぎることを防ぐ役割を果たしております。このラジエーターが故障すると、エンジンがオーバーヒートを起こし、エンジンが壊れた結果、車が動かなくなる可能性が生じます。ラジエーターの点検に関しては、とりあえずガソリンスタンドなどで「ラジエーターを見て下さい!」と申し上げれば良いかと存じます。大きな故障がない限りは、ラジエーターの点検時に「(エンジンを冷却するために必要な)冷却水が足りない」と言われることがほとんどのケースになるかと存じますので、冷却水を補充して貰って下さい。尚、上記の冷却水の補充の費用に関しては、工賃込みで5,000円〜10,000円程度で可能です。2. エンジンエンジンに関しては、そもそもの説明を差し上げる必要はないでしょう。そうです、車の動力を司っているあのエンジンでございます。エンジンが壊れると車は動きませんので、大事に扱いましょう。急停車・急発進をできるだけ控えましょう。どういうことをするとエンジンが壊れるかというのは、多種多様に原因がありますので紹介は割愛しますが、とにかくエンジンへの愛情と点検は惜しみなく注いで下さい。エンジンの点検に関しても、とりあえずガソリンスタンドなどで「エンジンを見て下さい!」と申し上げれば良いかと存じます。エンジンに関しても大きな故障がない限りは、点検時に「エンジンオイルが足りない」と言われることがほとんどのケースになるかと存じますので、「エンジンオイル」を補充して貰って下さい。ちなみに、エンジンオイルとは、エンジンは様々な部品が連動しあって動作を起こすのですが、その様々な部品の結合部に流れる油のことです。エンジンオイルがないと結合部が滑らかに動作できずエンジンの故障につながるため、非常に重要です。エンジンオイルが無い状態を例えるなら、ボケ担当4人がツッコミが不在でただただボケ続けるようなもので、本当に地獄です。尚、エンジンオイルの補充に掛かる費用は、エンジンオイルの種類にもよりますが、工賃込みで5,000円~10,000円程度です。3. タイヤタイヤに関しても、説明は不要ですね。タイヤは本当に大事にして下さい。タイヤの擦り減りなどが大きいと、すぐに交換しましょう。タイヤの溝が大きくすり減った状態でマンホールの上とかを走ると大滑りをするんですが、心臓が飛び出るほどの恐怖体験をすることになりますよ。さて、タイヤに関しては見た目で異常がわかりやすいのですが、タイヤの空気には注意しましょう。そのため、ガソリンスタンドなどで「タイヤに空気を入れて下さい!ついでに異常が無いかも見て下さい!」と点検の依頼をするのが良いでしょう。タイヤの空気圧が特に高頻度で低下しがちで、しかも空気の補充って忘れがちなんですよね…運送をしていると重い荷物を常に積んでいる都合もあって、タイヤの空気がすぐに減ってしまいます。タイヤの空気圧が減ると、その分エンジンを使いタイヤの擦り減りを加速させますので、燃費が悪くなります。尚、タイヤの空気の補充の費用に関しては無料なところが多いです。可能な人は月に1回などの頻度で空気の補充に行ってもいいかもしれませんね。もしタイヤに何らかの異常があって交換するとなった場合の費用は、工賃とタイヤ代金と廃棄料を加味し、タイヤ1本あたり15,000円〜25,000円程度となります。4. バッテリー最後の点検項目は、バッテリーですね。バッテリーに関しても説明は不要ですね。バッテリーの点検は非常に大事です、怠ると悲惨な目に合います。皆さんもあの恐怖を味わったことがあるのではないのでしょうか?そうです、「バッテリーが上がる」という最悪の事態です。一般的にエンジンを付けずにヘッドライトを付けっぱなしにするといったことや久しぶりに車両を稼働させるとバッテリーが上がりやすいですね。途中で車が動かなくなり、ロードサービスを呼ぶ羽目になるあの恐怖・そして結構な金額を支払う必要が出るというあの憤り….寝ても忘れることができませんね。しかし配送をしていると、全く予想のできないタイミングでバッテリーが上がったり、何かしら異常を来すことがございます。それだけ車両に負荷をかけているということなのでしょうか…本当に突然その時はやってくるのです。もしあなたの稼働日に、しかも時間指定でパッツパツのスケジュールの中、バッテリーに突然異常を来したらどうでしょうか?私はそういった現場を見てきておりますが、それはもう悲惨な現場になります。色んな人が必死に応援に駆けつけて白い目で見られ、惨めにもロードサービスの費用だけを支払い、残りを稼働するというこの始末…上記のような事態に陥らないためにも、バッテリーも必ず定期的に見てもらって下さい。ガソリンスタンドなどで「バッテリーの電圧とバッテリー液を見て下さい」と点検依頼をするのがいいでしょう。バッテリーの点検に関しても、無料な場所が多いです。とにかく点検することを習慣づけましょう。もしバッテリーに異常を来していた場合の交換費用は、工賃・バッテリー本体・廃棄料を含めて30,000〜45,000円が相場となります。さいごに今回の記事はいかがでしたでしょうか?とにかくどこを点検すればいいのかわからない人は、ラジエーター、エンジン、タイヤだけでも点検して下さいね。本記事が配送ドライバーの皆様にとってのお楽しみとなり、お役に立たてたのであれば幸いでございます。皆様と一緒に軽貨物運送業界を盛り上げて、ドライバーに就業される方の幸福度を上げていきたく存じますので、応援を何卒宜しくお願い申し上げます。今回は以上となります。閲覧頂きありがとうございました。(PR)配達員向けコミュニティアプリ「ドラトーク」ドラトークとは、全国の軽貨物配送に従事するドライバーが、匿名かつ無料で利用できるSNSサービスです。アプリ内では、配送先の建物・納品情報や、全国のトイレ・駐禁スポット、配送アドバイスなどがリアルタイムに共有されています。軽貨物ドライバーのためのSNS「ドラトーク」の無料ダウンロードはこちらから↓ドラトーク公式サイトこの記事で解決できなかった疑問はドラトークで解決しよう画像のように、ドラトーク内のタイムラインに質問を投稿すると、経験豊富なドライバーがいつでも親切にアドバイスしてくれます。車両点検について質問がある方はぜひドラトークを活用してみてください。また、質問を投稿する際は最初に目的を書くことをお勧めします。「〇〇について教えて欲しいです」「〇〇を買おうか悩んでいます」など、質問内容が明確だと多くのユーザーからの反応が期待できます。