概要今回の記事は、配送するための「車両」に関する発信でございます。軽貨物運送事業を始められる方で、以下の悩みに関する相談を弊社に高頻度で頂きます。新車を購入すべきか中古車を購入すべきか今回は、軽貨物運送事業を始められる際に、配送車両は新車を購入すべきか中古車を購入すべきかに対し、具体的に助言を提示していければと存じます。(配送車両とは、上段にある画像の「軽バン」と定義させて頂きます。)特に、初めて軽貨物運送事業を始める方には有益なコンテンツとなっておりますので、最後までお読み頂けますと幸いでございます。新車を購入するか中古車を購入するか:結論それでは早速結論を申し上げます。個人事業主の軽貨物ドライバーを始められる方は、中古車を買うべきです。勿論、「新車の方がええやん!」と思われる方もいらっしゃるのは事実ですので、そもそも新車と中古車のメリットとデメリットを並べてみました。中古車新車メリットデメリットメリットデメリットやすく、すぐ手に入る新車に比べると品質が悪い売るときの価格が高価格購入費が100-150万円で高額荒く扱っても心が痛まない新車に比べると故障しやすい品質が良い納車に時間がかかる手離れがいい売るときの価格が低価格一時的に最高の気持ちになる上記の表は一見すると、新車に軍配が上がりそうですが、一旦落ち着いて下さい。それでも尚、中古車が圧倒的に勝利してしまうのです。中古車の圧倒的な勝利の理由について、以下の見出しで説明させて頂きます。中古車を買うべき理由個人事業主の軽貨物ドライバーが中古車を買うべき理由は、以下でございます。A:配送車として十分に使えるレベルの車両が、圧倒的に安価で購入できるB:相当な運転技術と配送経験が無ければ、配送車に傷をつけることになるC:新車との決定的な性能の違いが、燃費くらいしか思い付かないA:配送車として十分に使えるレベルの車両が、圧倒的に安価で購入できる中古の軽バンの安価さを、決して舐めてはいけません!軽貨物を始めたての私は、中古車を舐め腐っていたため、「中古車ぁ?出直してこいやw」という様に思っていた時期がございました。しかし、あの時の舐め腐っていた私は完全に更生され、中古の軽バンの虜となっております。どれほど中古の軽バンが安価であるかと申し上げますと、新車の軽バン(100~150万円)と比較して最大で1/10程度になります。弊社で最も購入した中古の軽バンの中で安価だった車両は、税込15万円です。車検は残り1年、走行距離は約9万kmでしたが、利用してから2年目を迎えた今でもバッキバキに活躍しています。税込15万円だと、購入後3ヶ月以内に車両費を償却できるほどに安価なのです。B:相当な運転技術と配送経験が無ければ、配送車に傷をつけることになる新車の軽バンを購入する際に、「不要になった時にできるだけ高く売るために新車を買う」というお声を伺います。しかし、そもそもですが「軽貨物運送業を今からやるぞ!」と思っていらっしゃる方は、車両に傷がつくことを避けられませんので、大人しく中古車を購入しておきましょう。よっぽどのベテランドライバーでない限り、慣れるまでは車両を擦ったりすることは珍しくありません。当然ですが、時間に追われたり、何かイレギュラーが生じると車両の扱いがどうしても荒くなってしまいます。荷物の積みなど車内に傷をつけることになり、台車を積むと車両のガラスや側面にぶつけたりすることは珍しくありません。他にも、気づかない内に他人にぶつけられたり、どこかに擦っていたりすることは多々あります。かくいう私も、配送から戻ってくると車をぶつけられ、大きく凹んでいた経験がございます。よっぽどのベテランドライバーであれば別ですが、慣れるまでは車両を擦ったりすることは本当に避けられません。勿論、できるだけ長持ちするようにメンテナンスや大切に扱うことは重要ですが、「売るために綺麗に扱う」ということに目を向けてしまいがちになってしまうのを避けるためにも、中古車を購入すべきです。C:新車との決定的な性能の違いが、燃費くらいしか思い付かないこの主張に関しましては、賛否両論ございますが、私としてましては燃費くらいしか違わないと感じております。細かい違いを申し上げますと、窓を開ける時の方法が手動なのか自動なのか、ドアのロックがボタン式なのか、カーナビがついているのか、シートが大変綺麗、冷暖房の効きが早いなど、色々とございますが、いずれも「新車を購入するべき」決定打となりません。燃費に関しては、確かに大きな性能の違いと申し上げても良いでしょう。ただ、悪いと申し上げましても、初期費用に100万円を掛けた方がいいほどに燃費が悪いのかと問われると、決してそうではないというのが本音でございます。上記の様な細かいスペックは、軽貨物に慣れたタイミングで上げていけばいいと存じております。中古車で、最低限のスペックかつリスクで軽貨物運送事業を始めることを推奨いたします。さいごに今回の記事はいかがでしたでしょうか?ちなみに、私はドライバー経験が濃くなってきたので、そろそろ新車を購入し、窓を自動で開けたく思ってます。本記事が配送ドライバーの皆様にとってのお楽しみとなり、お役に立たてたのであれば幸いでございます。皆様と一緒に軽貨物運送業界を盛り上げて、ドライバーに就業される方の幸福度を上げていきたく存じますので、応援を何卒宜しくお願い申し上げます。今回は以上となります。閲覧頂きありがとうございました。(PR)配達員向けコミュニティアプリ「ドラトーク」ドラトークとは、全国の軽貨物配送に従事するドライバーが、匿名かつ無料で利用できるSNSサービスです。アプリ内では、配送先の建物・納品情報や、全国のトイレ・駐禁スポット、配送アドバイスなどがリアルタイムに共有されています。軽貨物ドライバーのためのSNS「ドラトーク」の無料ダウンロードはこちらから↓ドラトーク公式サイトこの記事で解決できなかった疑問はドラトークで解決しよう画像のように、ドラトーク内のタイムラインに質問を投稿すると、経験豊富なドライバーがいつでも親切にアドバイスしてくれます。新車や中古車について質問がある方はぜひドラトークを活用してみてください。また、質問を投稿する際は最初に目的を書くことをお勧めします。「〇〇について教えて欲しいです」「〇〇を買おうか悩んでいます」など、質問内容が明確だと多くのユーザーからの反応が期待できます。