トラック業界でドライバーとして活躍して、貨物を輸送する仕事がしたい!と考えていても、実際にどのようなトラックの種類があり、どんな仕事内容なのか分からない方もいらっしゃることでしょう。トラックの種類は、2tトラック・4tトラック・8tトラックといくつかあり、それぞれのトラックに応じて仕事内容や必要な免許も異なってきます。そこで今回の記事では、トラックの種類のそれぞれの仕事内容や特徴、必要な免許などの情報についてご紹介させて頂きます。トラックの種類は大きく分けて3つあるトラックの種類はサイズによって分けられており、小型トラック(2t)・中型トラック(4t)・大型トラック(10t)の3種類があります。このようなトラックの種類によって職種は様々で、仕事内容も異なります。これからドライバー業界で働こうと考えている場合は、未経験の場合ならば小型トラックから始めて、サイズの大きなトラックに慣れていくことがオススメ。そこでまずは、トラックの種類ごとの特徴や違いなどについて見てみましょう。小型トラック(2t)まず始めにご紹介するのが「小型トラック(2t)」です。最大積載量は3t以内で、車両総重量は5t以内のトラックです。小型トラックは多くの運送会社が採用しており、大型トラックなどで配送された貨物を近くのコンビニや商店、地域の顧客などへ配送します。町中などでもよく見かける小さめのトラックのほとんどが、この小型トラックです。小型トラックは比較的小さなトラックのため、細い道や路地でも通れたり、小回りが利いて運転もしやすいことから、女性ドライバーも多く活躍しています。また荷物も小さいために肉体労働も少なく、労働時間的にも規則正しい生活を送ることができます。中型トラック(4t)つづいてご紹介するのが「中型トラック(4t)」です。最大積載量は6.5t以内で、車両総重量は11t以内のトラックです。中型トラックは、近距離〜中距離で利用されるトラックのこと。求人などでドライバー資格として「中型免許」と書かれている場合には、この4tトラックのドライバーとして募集をしているということになります。中型トラックはある程度の積載量もあり、荷下ろしをする場所まで運搬します。小型トラックよりは大きいですが大型トラックほどではなく普通車両と車幅が同じなため、小型トラックから中型トラックに移行して働く人も多くいます。基本的には日帰りになっており、仕事とプライベートの両立のしやすい種類に分類されます。勤務先によっては働く曜日や時間が決まっていたり、配送先が決まっていることもありますので自分に適した運送会社を選ぶことが大切です。大型トラック(10t)つづいてご紹介するのが「大型トラック(10t)」です。最大積載量は6.5t以内で、車両総重量は11t以内のトラックです。長距離を走るだけでなく、多くの荷物を輸送するのに活用されている大型のサイズになります。中型トラックよりも距離も長く労働量が増えることが特徴で、平日や休日などを利用して車中泊をしながら荷物を運搬することもあります。そのため、平均年収も小型トラックや中型トラックよりも高めなのが特徴です。大型トラックの運転手は正社員だけでなく、運送会社の下請けの委託として働くこともあります。大型トラックのドライバーとして働くには車体も大きいため、運転技術も必要です。6.5t以上からは、大型一種の免許も必要になり、免許取得から3年以上の運転経験も必要になりますので気をつけましょう。小型トラックの仕事内容や運送距離、免許、メリット・デメリットについてトラックの種類によって、荷物の運搬する距離も異なります。トラックの運転手と言っても仕事内容は、積み込みや輸送、荷下ろし、配達などがあり、走る距離が近距離〜長距離と様々です。走行距離が長くなると拘束時間も長くなるため、トラックの種類ごとの運送距離をおおまかに把握しておくことも大切。そこでここでは、トラックごとの種類のそれぞれの運送距離はどのくらいなのかをまとめたいと思います。運送距離はどのくらい?小型トラックなどでは、近距離の運送が一般的です。片道の走行距離としては、約50〜200km程度です。地域のあちこちに一度に配送することが多く、積み下ろし作業が多いことはデメリットですが、・距離が近い・決まった場所へ配送することもある・曜日や時間が規則的など、毎日安定した生活ができることがメリットでしょう。必要になる免許はなに?トラックの種類によって、必要になる免許も異なります。仕事の募集要項からも必要な資格が書かれていますが、誤ってしまうと無免許運転になってしまう可能性もあります。そのため、トラックの種類で必要になる免許もしっかり知っておくことが大切です。普通免許の場合、車両総重量3.5tまでの小型トラックであれば運転することができます。普通免許は18歳になると取得が可能です。ですが、最大積載量2t以上の場合には準中型免許が必要になります。仕事内容は?小型トラックの仕事内容は、大型トラックなどで輸送されてきた荷物を5km〜200km圏内の各地域へ配送する役割があります。近頃はインターネットにより商品が簡単に注文できるようになりました。200km圏内と言っても近所に配送する場合も多く、個人宅や商店、スーパーなどへ荷物を運んだりします。顧客とのコミュニケーションをとる機会も多いので、地域の人々と深く関わりたい方にはオススメです。メリット・規則正しい生活ができる・小回りが利いて運転しやすい・初心者でも始めやすい・普通免許で始められる・ルーティン作業が多く仕事が覚えやすいデメリット・積み下ろしが多い・中型トラックや大型トラックよりも年収が低い中型トラックの仕事内容や運送距離、免許、メリット・デメリットについて運送距離はどのくらい?中型トラックなどでは、中距離の運送が一般的です。片道の走行距離としては、約150〜300km程度です。小型トラックよりも距離はありますが、・積み込みの頻度が近距離よりも少ない・車中泊をすることはほとんどない・プライベートとの両立がしやすい・女性ドライバーも活躍できるなどといったメリットがあります。必要になる免許はなに?中型トラックを運転する場合には、中型免許または大型免許が必要になります。中型免許の取得条件としては、・年齢が20歳以上・普通免許または大型特殊免許の取得から2年以上経過しているという、2つの条件を満たしていれば取得ができます。中型免許を取得できれば、車両総重量11トン未満・最大積載量6.5トン未満・乗車定員30人以下のトラックを運転することが可能です。仕事内容は?中型トラックでは、指定の荷物を荷卸し場所まで輸送する仕事です。工場や会社、デパートやドラッグストアなどに荷物を運んだりします。メリット・小型トラックよりも年収が多い・小型トラックに慣れてきたら中型免許を取り始めやすい・大型トラックまでのスキルアップができる・毎日帰宅できる・女性でも活躍しやすいデメリット・企業によっては車中泊がある・小型トラックよりは拘束時間が長い・大型トラックより年収が低い大型トラックの仕事内容や運送距離、免許、メリット・デメリットについて運送距離はどのくらい?大型トラックなどでは、長距離の運送が一般的です。片道の走行距離としては、約300〜500km程度です。場合によっては片道500km以上を走ることもあり、中型トラックよりも運転時間が長いことが特徴です。休憩は道の駅やコンビニ、駐車スペースなどが挙げられ、車中泊をする場合にはパーキングエリアが一般的です。運転技術はそれなりに必要ですが、積み下ろしの回数が少なく、運転が好きな人は一人でドライブを楽しみながらお仕事ができることがメリットでしょう。必要になる免許はなに?大型トラックを運転する場合には、大型免許が必要になります。大型免許の取得条件としては、・年齢が21歳以上・普通免許または大型特殊免許の取得から3年以上経過しているという、2つの条件を満たしていれば取得ができます。大型免許を取得できれば、車両総重量11トン以上・最大積載量6.5トン以上・乗車定員30人以上のトラックを運転することが可能です。仕事内容は?大型トラックでは、規模の大きい集配所などへ輸送することが仕事内容です。積み下ろし作業は少ないですが、都道府県をまたぐ長距離輸送が多くなっています。付帯業務として、フォークリフトを使って荷物を積み込んだり、積み下ろしたりする仕事もあります。メリット・年収が多い・積み下ろし作業が少ない・人手不足で需要がある・一人で仕事をするので人間関係が楽デメリット・車中泊がある・拘束時間が長い・一人が苦手な人には不向き・長時間の運転が必要になる・働き方によっては不規則な生活になるその他にも免許があると有利になる場合もトラックの運転手として働くには、運転免許が必要になります。しかしその他にも積み込みや積み下ろしに便利なフォークリフト運転免許などといった自動車の運転免許以外の資格も取得していると優遇されたり収入が増える可能性もあります。ではドライバー業界で役立つその他の免許は、どのようなものがあるのでしょうか。それぞれ詳しく、見てみましょう。牽引免許牽引免許とは、自動車の後ろの大型荷物を連結して運ぶときに必要になる免許です。自動車と後ろの車両総重量が750kgを超えるボートなどといった大型荷物を牽引するときに免許が必要になります。牽引する場合には自動車の後ろに連結し、引っ張る形で運転します。牽引免許を持っていると、トレーラーの運転手として働くことができます。また大型トラックの荷物輸送でも牽引免許があれば、優遇される場合があります。フォークリフト運転免許フォークリフトを運転するには、フォークリフト運転免許が必要です。フォークリフトの運転免許があれば、工場や倉庫で大型トラックへの荷物の積み上げや積み下ろしができるようになります。また資格手当がもらえるなど、優遇される場合があります。まとめ今回の記事では、トラックの種類のそれぞれの仕事内容や特徴、必要な免許などの情報についてご紹介させて頂きました。トラックの種類は小型トラック・中型トラック・大型トラックとあり、それぞれ仕事内容や特徴が異なります。小型トラックであれば近距離で決まった時間に働きやすく、中型トラックや大型トラックとなると拘束時間は増えますが年収も増えるため、夢のある仕事とも言えるでしょう。これからトラックの運転手として働こうと考えている場合には、まずは運転しやすい小型トラックから始めてみることがオススメ。徐々にステップアップしていって、将来的に中型トラックや大型トラックと視野が広がってくると良さそうです。是非、いま需要のあるトラック運転手としてドライバー業界でデビューしてみてください。(PR)配達員向けコミュニティアプリ「ドラトーク トラック」ドラトークトラックとは、全国の一般配送に従事するドライバーが、匿名かつ無料で利用できるSNSサービスです。アプリ内では、仕事のアドバイスや待機場所の位置などドライバーにとって役に立つ情報がリアルタイムに共有されています。トラックドライバーのためのSNS「ドラトークトラック」の無料ダウンロードはこちらから↓この記事で解決できなかった疑問はドラトークで解決しよう画像のように、ドラトークトラック内のタイムラインに質問を投稿すると、経験豊富なドライバーがいつでも親切にアドバイスしてくれます。トラックドライバーとしての仕事に関して質問がある方はぜひドラトークトラックを活用してみてください。また、質問を投稿する際は最初に目的を書くことをお勧めします。「〇〇について教えて欲しいです」「〇〇を買おうか悩んでいます」など、質問内容が明確だと多くのユーザーからの反応が期待できます。